2005年09月02日

マスコミの遅すぎる自省と自戒

毎日新聞のサイトに以下の記事がありました。

掲示板2005:自省と自戒を込めて
 「若い世代への取材で、(記者に対し)汚いものを見るような、ちょっと異常な取材拒否が増えている」。JR福知山線の列車事故をめぐる遺族・被害者報道のあり方を考えるマスコミ関係者の会議で、ある大手紙のデスクが報告した話にショックを受けました★メディア論を教える大学教授も「マスコミの悪口を言わないと学生たちに受けない」と言います。「高給を取ってエリート面して正義を振りかざすな」。会議に出席した別の大学教授は、若者の心中をそう代弁しました★「権力の監視役のつもりで後ろを振り返ったら敵がたくさんいた」。そうならないように、被害者報道をはじめとして、メディアが知恵を絞るべき課題は山積しています。【伊藤正志】
毎日新聞 2005年8月30日 東京朝刊


今更遅すぎる、と感じます。
私がマスコミに決定的な不信を抱いたのは、とある火事の現場に遭遇したときでした。
また、最近では、このような記事も出ています。未だマスコミは自分たちは特別なのだとの勘違いから脱する事はできていないようです。
「権力の監視役のつもりで後ろを振り返ったら敵がたくさんいた」とふざけた事を毎日新聞は書いています。マスコミが第四の権力といわれて久しいのですが、彼らは自身が反権力のつもりでいたようです。
自浄作用の無い権力が腐敗するのは当然ですが、マスコミには自分たちが権力の側であるとの自覚が無いのですから、自浄作用など働くはすがありません。自浄作用の働かないままマスコミは腐敗していっているのです。
腐敗臭を放っている人間など誰が好むでしょうか? 毎日の記事冒頭の若い世代の反応はごく当然のものです。腐敗している事を自覚できていないマスコミの方が異常なのです。
posted by とのじ at 01:37 | Comment(0) | TrackBack(2) | ニュース

2005年07月25日

火事の思い出とマスコミの振舞い

1991年10月2日大阪大学豊中キャンパスにある基礎工学部で、火災が発生しました。
原因は、半導体製造に使われるモノシランの爆発で、これにより学生と助手の2名が死亡しました。
当時、大阪大学豊中キャンパス構内では、駐車規制が行われており許可された車両以外は立ち入り禁止でした。これは、災害時に緊急車両の進入路を確保するため、と説明されていました。
そして、火事が起きました。不幸なことに、駐車規制の成果が発揮するときが来たのです。
しかし、更に不幸なことがおきました。マスコミが来たのです。マスコミは、緊急車両進入のために駐車禁止にされており、大きな文字で「駐車禁止」と書かれた区域に無造作に車を駐車して行き、さっさと取材に出かけてしまいました。消防署以上のフットワークの軽さは、さすがハイエナ、と称すればよいのでしょうか。
困ったのは、後から来た消防車両です。折角、駐車禁止にして緊急車両が入れるようにしてあったところに、マスコミの車が堂々と止まっているのです。奥へ入ることの出来ない消防車両は、なかなか消火活動に入ることが出来ずに、初期消火に多大な影響を及ぼし、2名が亡くなる惨事となりました。

さて、翌日の新聞です。私は、朝日・読売・毎日・産経の四大紙を買ってきて、比較しました。比較的現場の眼で記事を書いていたのは、産経と読売でした。毎日は逆に、現場を見ていない人物が書いたと一目でわかる論説記事を堂々と掲げていました。朝日はその中間といったところでしょうか。
しかし、どの新聞にも、マスコミの車両が消火活動を妨げたことは、一行たりとも書いてありませんでした。

私がマスコミなるものを信頼しなくなったのは、この時からです。自己批判も出来ない人間が、他人を高所から批判したところで滑稽なだけです。

昨日(7/24)の読売新聞の一面に「ブログ 爆発的な伸張 プロの権威への反乱」と題するコラムがありましたが、私は「ブログ 爆発的な伸張 プロの権威への不信」あるいは、「ブログ 爆発的な伸張 プロの権威の失墜」が正確ではないか、と思います。
そして、今日(7/25)朝日新聞は、新たな証拠を示すこともなく、NHKの番組への政治干渉に関する記事で、自己の主張をただ繰り返すだけの記事を掲げました。
少なくとも日本においては、マスコミは数々の失態と偏向報道、そして失態隠しの実態の一部が公になったことにより、ものを考えられるだけの知恵のある人々(旧来の知識人と区別して呼びたかったのですが、いい言葉が浮かばなかったので、こう書いておきます)からは、全く信頼されなくなっています。

信頼されなくなったマスメディアはいつまで、裸の王様をつづけるのでしょうか?
それとも、「莫迦には見えない」と言う詐欺師の言葉を信じたままでいるのでしょうか?
どちらにしても、哀れな、しかし同情するに値しない、人たちです。
posted by とのじ at 20:00 | Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース

2005年06月29日

核融合実験炉建設地最終決定

ITERで核融合実験炉建設地がフランスのカダラッシュになったとの報道がありました。
日本は誘致を断念する代わりにITER施設長を日本から出すことを始めとして、多くの譲歩を勝ち取ったようです。
個人的には、今世紀中に実用化できれば御の字のような研究に大金を費やされ、他の重要な科学研究関係予算が削られるよりも、誘致断念はずっと賢明なことだと考えます。
日本として最良のエネルギー政策は、高速増殖炉と核燃料再処理施設の建設・運用技術を確立し、核燃料サイクルを安全安定に運営できるようにする事だと思っています。
それにしても、核融合発電の実現時期はどんどん後ろにずれてきています。確か、30年位前には今世紀初頭には実現できるとの予想が大勢を占めていました。しかし、今では、上記報道にもあるように、早くて今世紀末、です。
無限のエネルギーと言う見果てぬ夢を謳い文句にして、どんどん膨張を続け、金を喰らい続ける核融合研究。これだけやっても、臨界条件にすら届いていない技術は、普通なら筋の悪い技術として見捨てられるものなのですが、まだ世界の国々(今回は中国と韓国も入ってきました)は金を注ぎ込むようです。
もう、トカマク型なんて諦めて、他の手段でやり直したほうがいいのでは?、と思っているのは私だけなのでしょうか?
posted by とのじ at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース

2005年06月10日

やっぱりソフトバンク

四ヶ月前に、この様な記事がありました。
固定電話の営業で苦情殺到 総務省が日本テレコム指導
そして、一昨日、昨日とこの様な記事がありました。
電話無断契約、日本テレコムを総務省が行政指導
固定電話「勝手に契約」 苦情激増
ソフトバンク傘下の日本テレコムは、総務省の行政指導後も、それを無視してやりたい放題をやっていたようです。
さすがに総務省もキレてきて、再度の行政指導と、それだけでは済まさず、一ヵ月後に再発防止策の実施状況を報告させる、との事です。
ソフトバンク傘下と言えば、日本テレコムよりもYahoo! BBの方が有名ですが、ここも強引な勧誘手法により、様々な批判を浴びました。それでも反省をせずに、再びこの様な振舞いです。
本来、通信事業とは、ユーザとの信頼関係がなければ成り立たない業種です。通信事業者は、ユーザの個人情報はもとより、(その気になれば)ユーザの通信内容の把握すらできてしまう立場にあるのです。それであるからこそ、電気通信事業法では、その冒頭に通信の秘密の厳守の義務を記載し、更に様々な法律によって、通信事業者が知りえたユーザ情報の秘匿の義務を課しているのです。
ソフトバンク傘下の企業の振舞いは、そのような通信事業者に対するユーザの信頼を損ねていると言う点で、単なる一事業者の問題ではなく、通信事業全体に関わる問題でもあるのです。
確かに、Yahoo! BBはADSLの低価格化に一役買った功績は評価しても良いでしょう。しかし、ソフトバンク傘下の企業の振舞いは、とても信頼ある通信事業者になろうとしている態度には見えません。
通信事業全体に対する信頼が失われる前に、総務省には、この様な事業者に対してはより厳しく当たって欲しいものです。
posted by とのじ at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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