2008年04月06日

間違ったマーケティング例

ボス「映像配信事業成功のためには何が必要かね?」
部下A「やはり、ハリウッドと契約してなるべく大作映画を数多く揃える事です。」
ボス「キミはクビだ。そのやり方で進んだ映像配信事業者は揃って討ち死している。インフラが整備されない限りは、そんなものウォルマートかアマゾンでパッケージ・メディアを買うのに負けてしまう。他に何かないかね。」
部下B「それでもやはり、コンテンツです。多くの人が望み、それでいてこれまでパッケージ・メディアになった事はなく、かつ一話10分程度で切り売りできるものが理想です。」
ボス「そんな都合の良いものがこの世に存在するのかね?」
部下B「存在します。"サザエさん"と"ちびまる子ちゃん"、そして"ドラえもん"はいつの時代でも、視聴率は10%を超えており、しかもこれらはパッケージメディアとして発売された事もありません。そして、何より都合の良いことに基本的に一話完結でそれも多くは10分程度です。」
ボス「それは素晴らしい。それでは、その三つのどれかの配信権を、幾ら金が掛かってもいいから買ってこい。」

こうして、日本の映像配信事業への進出を企図した某外資系A社は、サザエさんのネットでの配信権の獲得に動き、成功した。どの程度の金額が動いたかについては、交渉した両者の秘密とされた。
某外資系A社はキラーコンテンツを獲得したと確信し、日本での映像配信事業の開始を大々的に発表した。

しかし、そのわずか1年後、日本市場からの撤退をプレスリリース一枚で発表した。
…理由については、日本人なら誰でも判るでしょう。
何となく見てしまうけれど金を払ってまではねぇ、ってものも存在するのです。

# しかし、もしかしたら"ドラえもん"だったら違っていたかもしれない、とかとも思ったりしますが。
posted by とのじ at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報通信
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