2005年08月15日

劣化した知識人の価値

有害無益なもので、老醜をさらすだけだからさっさと引退しなさい、と忠告してあげたいのですが、生活などもあるのだから簡単にはできないのでしょうか?
との思いを、以下の立花隆氏の文章を読んで抱きました。
海外メディアが伝えた小泉・郵政解散劇の評判
海外メディアと言う割には、取り上げているのは、CNN、USA Today、ロスの地元紙だけで、表題に偽りあり、との感じです。それ以上に驚いたのは、気軽に陰謀論を説いていることです。
その論拠は、30年以上の間に会ったであろう数多くの官僚・政治家のうちの、たった2人が言ったから、という甚だ根拠薄弱なものです。しかも、30年以上前に会った官僚は具体的に説明した、と書いてありますが、その具体的な内容について全く触れていません。30以上も昔の話ならば、もう話しても良い事例の1つや2つくらいありそうなものですが、そうした具体例は全くありません。
そして、2人めについては以下のように書いています。

> その後ずーっとたってから(20年以上たってから)、ほとんど同じような話を、外務省トップエリート出身の有力政治家から聞かされた。

20年以上の時間が経ち、日米関係も大きく変化していった中でも、同じような話しかないのであるならば、私は霞ヶ関の都市伝説に過ぎないとしか判断しますが、彼はそれで真実だと確信を持ったようです。

更に、その前の回の文章では、ジャーナリストとしての勘もさび付いてしまっている事を露呈しています。
衆院解散、派閥解体で小泉首相が狙う次の一手
結末が秀逸です。
>自民党が分裂して、民主党が分裂しなかったら、自民党の敗北(小泉政権の終わり)は必至である。小泉首相はそれ以前に必ずや民主党員の懐の中に手をつっこんでくるだろう。93年に自民党、社会党、さきがけが合流して、権力をとったことがあることを思い出せば、自民党と民主党がそれぞれ分裂して、組み合わせを変えることなど、大いにありうる話だと思う。
>これからしばらくの間、これまでは考えられもしなかったような政権抗争が次々生まれてくる時期なのだと思う。

読み終わって、頭を抱えてしまいました。これに比べたら、まだ私が同日に書いた「自民党: 都市型政党への変貌」の方がまともに見えるくらいです。
立花氏の科学知識に関する無知は既に広く知られている事でした。本業は単なるジャーナリストに過ぎなかった訳ですし、文系出身だから無理からぬところです。例えば、立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状あたりを参考にしてください。
ただ、今回の文章はその本業のジャーナリストとしても失格、と言うほか無い内容のもので、驚いたわけです。
立花隆氏も終わったな、と思ったのでした。
posted by とのじ at 10:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・コラム・つぶやき
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