2005年06月30日

オーディオのオカルトとカルト

ええと、オカルトもカルトははっきり言って追放することは難しいです。
まず、下手をしたら分数の割り算もできないかもしれない文系出身の編集者に科学的素養なんて期待できるはずはありませんので、原稿が科学的に正確であるかどうかの判断は期待できません。
また、科学の側でも問題はあります。
例えば、伝送理論ですが、通信関係での研究が盛ん(と言うかこれ以外にほとんどない)でしたので、高周波の長距離伝送が主要テーマでした。ですので、エナメル線でも繋げば音が出るような低周波の短距離伝送なんて誰もきちんとやってません。そのような理由から、現在の伝送理論ではケーブルによる音の差なんて説明できません。ちなみに通信は光に移行していますから、今更きちんと電気の伝送理論をテーマにしようと言う奇特な人もなかなかいません。しかも、低周波では近似が使えないから、扱いも至極面倒になります。
つまり、低周波の短距離伝送の研究はとても面倒で一流の人材を投入しなければ成果が期待できないものであるにも関わらず、非常に得るものが少ないわけです。
そうした事で、ケーブルからカルトを追放することでさえ今の状態では不可能なわけです。科学の側からのアプローチが余りに少なすぎましたし、今後も期待できないわけですから。
一応理論のある分野でもこれですから、振動対策なんて更に大変です。電気と物理的振動との因果関係についての研究は聞いたこともありませんし、これの解析もかなり手間のかかる割には、益少ないもののように感じます。これもまた、カルトの跋扈する領域となっているのはご存知の通りです。

とは言え、科学的にはっきり間違っているオカルトだけでも追放したいものです。
「理由は判らないけど、音が良くなった/変わった」の方が私には、ずっと受け入れやすいのですから。
posted by とのじ at 12:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
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