2006年11月30日

A面とB面とJazz

Amazonでは、ブルーノートの古いジャズを\980-で売っていたりして(最近は円安のせいか\1,280-になっていますが)、安いものだなあ、と思いつつ最近少しずつJazzを聞きはじめています。
ほとんどジャズを聞かない私でも知っている有名なミュージシャンのアルバムから買っていって、そのアルバムの中で巧いなあと思った人のアルバムを買ってみて、と少しずつ聞いている範囲を広げているところです。

ジャズではアルバム単位でCDが出ますので、当然収録時間は大きく余ります。クラシックのCDでは、オリジナルアルバムの曲目なんてほとんどの場合は無視されていて、CDの容量分だけ収まりの良いところまで収めるのが普通です。クラシックではアルバム単位ではなく曲単位で、LPなりCDはそれを収めるための単なるメディアとしてしか扱われていません。
で、ジャズのアルバムでは余った時間に別テイクなんかが入っていることが多いのですが、これが大抵の場合は余分というかなんと言うか。ジャズのマニアの人には興味深いものなのでしょうが、私みたいな者にとっては、"わざわざ捨てた演奏を入れる意味がよく判らない"が正直なところです。まあ、じっくりと聞いて比較してみるとそれなりに面白い事もあるのですが、そうしたところまでまだ手が回らないって感じでしょうか。

で、オリジナルLPの通りに曲が並んでいるものと仮定して、A面とB面の区切りとなるあたりと思しきところを曲数と時間から推定して、A面の曲のみ/B面の曲のみとして聞いてみると、CDを通して聞いてしまうときと随分と印象が異なる事に、なんと言うか新鮮な驚きを感じます。ジャズのアルバムは随分とメディアに依存しているな、とジャズを聴いている人なら当たり前のことかも知れませんが、感じてしまいました。なるほど、これならオリジナルLPに拘る人が多いことにも頷けます。クラシックでもオリジナルLPに拘る人はいますが、それはむしろ少数派だったりします。

ちなみに、ジャズを聴くにあたって私が立てた方針は「ジャズに関する文章は極力避けるようにする」事です。
これはクラシックを聞き始めた頃に、聞いてもいない演奏について他人の書いた文章の影響を受けた事の反省からに他なりません。高校生の頃に吉田秀和の全集なんか図書室で読んだりしました、なんてあんまり言いたくない青い思い出です。で、そうした文章に影響されて予断を持って聞いてしまったり、聞いてもいない演奏について痛い発言をしたりもしたわけです。
それで、ジャズを聴くにあたっては、なるべく活字に影響されないで聴いてみようと決心したのです。しばらく聴いていって、色々好みがはっきりしてきた頃にでも、活字に触れてみようと思っています。自分の好みが他人とどの位ずれるものか、ちょっと楽しみにしています。

最後に、ジャズを聴くようになったきっかけをひとつ。
最近ジャズに詳しい人と知り合いになったとか、ブルーノート東京でライブを聴いたとか色々ありますが、最大の理由は
「クラシックの新譜でちっとも面白いものが出なくなった」
事に尽きます。これはなんとかして欲しいものです。
posted by とのじ at 00:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽
この記事へのコメント
こんにちは、初めてお邪魔します。

> 「クラシックの新譜でちっとも面白いものが出なくなった」

上記ご発言ですが、恐らくメジャー・レーベルの新譜情報に接してのご感想だと思われますが、如何でしょうか?私自身も、メジャーレーベルや国内の音楽誌からの情報だけだと、面白いと思えるクラシックの新譜が出ない、そう感じております。

しかし、私は毎月出る新譜、それも独立系のレーベルからリリースされる、個性豊かな数多のCDから、どれを買うか、迷い続けてます。(笑)

英国の下記雑誌は、国内の輸入盤を扱うお店でも購入可能ですから、そちらで情報を得るのも一考ではないでしょうか?

http://www.gramophone.co.uk/

http://www.bbcmusicmagazine.com/

なお、日本国内には下記のような、実に個性的なCD店もあります。ご存知でしたでしょうか?

http://www.nordicsound.jp/

上記ご案内、とのじさんにとっては、「今更」の感があるかも知れませんが、お知らせします。
Posted by HS at 2006年11月30日 13:00
HSさん、コメント&情報ありがとうございます。
HSさんの仰る通り、最近ではメジャーレーベルからは面白い新譜が出ることがめっきり少なくなりました。
独立系では、最近は色々なオーケストラが立ち上げているプライベートレーベルのものや、露西亜のVeneziaレーベルあたりを割合買っています。
紹介していただいたショップは知りませんでした。なかなか興味深いショップのような感じです。紹介ありがとうございました。
Posted by とのじ at 2006年11月30日 20:31
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