2006年04月19日

Celestion SL700とアンプの駆動力

SL700は、航空機用のアルミハニカムを使用した軽くて丈夫なキャビネットに、SL6系のものを改良したウーファーと、外見はSL6系の銅ハードドームツィーターと良く似てはいますが、音は全く異なる非常に優秀なアルミツィーターを搭載した小型2wayスピーカーです。良く考えられて設計された専用スタンドが付属していたことも忘れてはなりません。
SL700は、現在の小型・高密度スピーカーの源流のひとつです。
きちんと鳴らすことができた時には、今でも一線級で通用します。それどころか、現在でもこれを越えていると確信できるものはごく少数でしょう。
ところが現在では、ほとんどSL700の事を聞く事が少なくなりました。ヤフオクでもスタンドつきの良品が10万円台半ばで取引されている有様です。若いオーディオマニアの中には、SL700の事を知らない人も少なくありません。
これほど優れたスピーカーなのになぜこのような事態になったのでしょうか。
理由はひとつです。このスピーカーは極めて鳴らしづらい、との事実です。
この辺りの事情は以前「可哀想なSL700」で書きました。
その時、私は「このスピーカーを本気で鳴らそうとするならば、最低100万円は使う覚悟をしておいてください」と書きましたが、この考えは今でも変わりません。最低100万円をアンプに、です。
ちなみに、スペックだけのハイパワーアンプではこのスピーカーは鳴らしきれません。数百Wx7とかのスペックのAVアンプでは多分眠い音でしか鳴らないでしょう。パワーではなく、きちんとした駆動力のあるアンプで鳴らす必要があるのです。
ちなみに私が今SL-700に繋いでいるアンプはSpectral DMA-80です。公称90W+90Wしかないアンプですが、私が経験した中では最もSL700を良く鳴らしてくれています。
真の駆動力とは何か、ハイパワーなだけでは鳴らしきれない理由はどこにあるのかと、私は答えの出ていない疑問を抱えています。
posted by とのじ at 12:54 | Comment(11) | TrackBack(0) | オーディオ
この記事へのコメント
確か、これと一体化している専用サブウーハーが
ありますよね?
あれをつなぐとますます駆動しにくくなるんですか?
一体化した状態はカッコよくて好きなんですが、
実際にその状態の音を聞いたことはないんですよね…。
Posted by FZIRO at 2006年04月19日 13:28
専用サブウーファーが一緒になったSystem6000はSL-600用でした。SL-700には、専用サブウーファーはありません。
System6000は鳴らしたことが無いので判りませんが、鳴らし辛いだろうとは想像します。
確かに、結構姿形は良いのですが。
Posted by とのじ at 2006年04月19日 13:32
ああ、あれは600でしたか…。
さすがに6と700との違いは解ってたけど、
600と700はゴッチャになってました。
鳴らしやすさ含めて、
600と700ってかなり違うものなんでしょうか?
Posted by FZIRO at 2006年04月19日 15:12
Celestion SL600とSL700
http://tonoji.seesaa.net/article/6407762.html
で比較していますので、参考にしてください。
鳴らしにくさは似たようなものと感じています。
Posted by とのじ at 2006年04月19日 17:50
はじめまして。
さもえどと申します。

SL700とSYSTEM6000の愛用者です。
どちらも確かに本領を発揮させるのが難しいスピーカーだと思います。

EAR859でSL700を鳴らしていた時は、それなりに鳴っていると思い、そこそこの満足が得られていたのですが、ひょんなことから機会に恵まれ、CLASSEのアンプでバイアンプしてみると、がらっと鳴り方が変わりました。

おかげで、今は、アンプ探しの放浪の旅の最中です・・・。

記事にあった、Spectralのアンプ、SL700と相性はすごく良いですね。
先日、大阪のとあるショップで試聴の機会を得たのですが、正直、SL700でここまでの音が出せるんだと驚いたものです。

Spectralはプリから接続ケーブルまで推奨が決まっているので、予算的にちょっとハードルが高いですが、確かに理想形ですね。
Posted by さもえど at 2006年05月11日 12:41
はじめまして、さもえどさん。
SL700は確かにアンプを極端に選びますが、きちんと鳴らせた時には、すばらしい音でなりますので、アンプ放浪の旅、頑張ってください。
Posted by とのじ at 2006年05月17日 11:09
私もSL−700を使っていました(今も持っています)
ゴールドムンド6,7のセットで鳴らしていました
結構個人的には満足していました
MITのショットガンとか、カルダスのGOLDEN5とか組み合わせて道楽してますが・・・

いまは、倉庫で埃かぶってます
年に数回は、電気を入れてあげる程度です
Posted by しんのすけ at 2007年06月06日 20:06
現在、SL600を3万5千円で買ったXR55で鳴らしていますが、小さい音でも鮮明な音で鳴っています。残念ながら最大ボリュームでどうなるかはまだ怖くて試してないですが。
もともとLUXの505sでダメなのであきらめようと思っていたのですが、ダメ元で試してみたら正解でした。
Posted by massy at 2007年07月25日 16:17
SL700の愛用者です。

音楽的な響きもさることながら、つくりもすばらしい!ずっとSL700で聴いてます。

低音のコントロールが難しいですね。
私の場合、CHORDの350Wアンプで鳴らしてます。
かなり良い線までいったかなという感じでしたが、最近DEXQを導入して、一気に気になるところ
が解消されました。
例の15KHzの鋭いディップもフラットになり、
低域についてもサブウーハーの必要も感じなくなりました。
インパルスレスポンスとステップレスポンスも改善され、SL700のカラーを保ちつつ音響特性も
最近のスピーカーを凌駕できます。
特性を揃えると改めてSL700の優秀さが実感できますよ。
Posted by ozz-ozz at 2008年01月19日 10:47
SL−700一度 ハイファイ堂で聴いたことあります。 その時、繋いでいたアンプなどは忘れましたが、いいなりっぷりでした。 なんというか、爽やかな汗を流してるというのでしようか? 今でもあのときの音が、忘れられません! 今のアンプなどでは、アンプジラやニユーフオースなどのアンプなどと繋いでいたら一体どういう音が、するんでしょうかね!
Posted by たーちゃん at 2009年04月18日 17:27
「可哀そうなSL700」というスレをたどって流れ着きました60代のオーマニ「杉ちゃん」です。
確かにSL700は鳴らしにくいSPですねぇ〜
当方も中古の格安機を購入する際「プリメインAMPでは鳴りません。」と釘を刺されましたYo!
・・・実際、散水の907Limitedでは全くお話にならなかったです。
しかし、エレコンのECI−1では、ウソみたいに良く鳴りましたねぇ〜、(やはりマッティオタラ
理論が効いているのか)
今は、年取ったので鳴らしやすいB&W802に変えておりますが・・・もう一度使ってみたいSPです。
Posted by 杉ちゃん at 2011年09月02日 11:09
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