2009年04月25日

ネットワークオーディオの将来

ネットワークと言っても、スピーカーのそれではなく、通信ネットワークの方です。とボケておいて。

CDに代表されるパッケージメディアの売り上げが減りつつある一方で、伸びているのがネットワークオーディオです。ここでは、高品位オーディオのネットワーク流通について考えみたいと思います。
この場合、高品位オーディオとは、最低限CDクラスのロスレス圧縮したオーディオ・ファイルとします。

まずはインフラから考えていきます。インフラについては、日本にいると誤解してしまいますが、光が家庭まで来ているところは日本以外では、極めて例外的です。先進国でも、ADSLでしばらくはやっていくところやCATVが最速であるところは、まだしばらくは大勢を占めるでしょう。当然中継網もそれに見合ったキャパシティしか持っていません。
そうしたところでは、あまり大きなファイルは扱えません。時間をかければ可能ですが、果たしてそれで我慢することができるか定かではありません。

このような前提があったとしても、SACDがほとんど失敗している現在、CD以上に高品位な音楽を求めるならば、ネットワークオーディオに頼るしかありません。今のオーディオ業界にもう一度高品位パッケージメディアの立ち上げが可能なほど体力があるとは思えないからです。
プレスする枚数にもよりますが、少数ならば今でもコストでは、プレス>ネットワークが成り立つでしょう。
プレスコストは今後それほど変わらないと想定されるのに対して、ネットワークコストは今後更なる低下が期待できる以上、プレス>ネットワークとなる閾値(限界)が更に上昇することでしょう。そうなると、今後ますますネットワーク・オーディオが主流となることが考えられます。そして、ネットワークコストが安い地域では、高品位な音楽ファイルの配布が行われるようになることでしょう。

パッケージ・メディアに愛着がある私としては、余り明るい将来ではないのですが、こうなるのではないかと私は予想しています。
posted by とのじ at 00:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | オーディオ
この記事へのコメント
せっかくの光ファイバーも容量の大きなものを送るのにはまだまだストレスがかかります。この辺が改善されない限り。
Posted by にんにく at 2009年04月26日 09:13
ネットワークの速度は、アクセス系のインフラばかりではなく、中継系、サーバ等の複合的要因によって決まります。当然、アクセス系が速ければ、他も順次整備されていくでしょうが、それがまだ全てに行き渡っていない。
現在は、そうした過渡期の状況です。
Posted by とのじ at 2009年04月26日 12:20
お久しぶりです、さもえどです。m(__)m

今のファイル配信は、メディアとしては過渡期でしょうね。
ワタシも、仰るとおりの方向に進むような気がします。

ただ、高品位なソースファイルの提供が、どれだけ”コンシューマ”分野の、とりわけ”マニアでない人達”の耳(及びフトコロ)に対して影響力を持つか・・・なんてトコが、普及の鍵を握っているような気が・・・。
まだまだ一般的には”敷居は高い”かな・・・と思っています。
(個人的には、興味津々の方向なのですがw)
Posted by さもえど at 2009年04月26日 23:05
仰る通り、マニアでない人たちにどれだけ売ることができるかが、成功のカギともなるかと思います。
ただ、いわゆるオーディオマニアでなくiPodなどを使っている人にも、最近では別売のイヤホンが良く売れていますので、決して良い音に対する需要がなくなったわけではない、と思っています。ですので、この点では、ある程度楽観しています。
Posted by とのじ at 2009年04月27日 01:24
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