2013年06月08日

昔のスピーカーの思い出

その昔「測定できる範囲でよいスピーカーを作っているのに、なんで評価が低いのだろう」と嘆いた日本の技術者がいたと言う。
10年以上は前になるだろうか、HS-400と言う日立の往年の名機をバラしたことがある。持ち主がユニットだけ欲しいと言うことだったので。
確かにユニットは良い物だった。もしかしたら、今でも通用するかもと思うくらい。しかし、箱は安物のパーチクルボードでハンマーの一撃で粉砕できるようなもの。
ネットワークにいたっては、アンプで使うような小さな素子が(主にピークキャンセラーだろうと想像)裏板一面にびっしりと。
こんなもの作っていながら、「測定できる範囲でよいスピーカーを作って」いたつもりなのだろうか。測定できない範囲でも、手を抜いていては音は良くならないということすらわかっていなかったようだ
当時の技術者の意識の低さを垣間見るような出来事だったので、今でも鮮烈に覚えている。
posted by とのじ at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。