2007年11月22日

米国の事情に過ぎません−2010年にネットは飽和する

インターネットのキャパシティ、2010年には飽和状態に――米調査

記事中に、Nemertes Reseachと調査した会社名が出てきますので、検索すればサイトが判ります。
Nemetres Research
プレスリリースはこれ

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そのExcuctive Summaryの一節を以下に。
Our findings indicate that although core fiber and switching/routing resources will scale nicely to support virtually any conceivable user demand, Internet access infrastructure, specifically in North America, will likely cease tobe adequate for supporting demand within the next three to five years. We estimate the financial investment required by access providers to “bridge the gap” between demand and capacity ranges from $42 billion to $55 billion, or roughly 60%-70% more than service providers currently plan to invest.

コア(局と局を繋ぐ中継回線網)の設備はユーザの増大に対応できるだろうが、"特に北米では"アクセスインフラ(局からユーザまでの回線)が今後3-5年で十分なサポートすることが出来なくなるだろう、と述べています。

米国ではアクセス系の広帯域化にかなり遅れており、光アクセスの加入数が既に1000万を突破した日本とは、全く状況が異なります。
この点、日米一緒くたにしたような報道では、記者の見識が疑われます。
日本ではむしろ、アクセス系の高速化によるコアへの負担増大が問題になっています。NTTがNGNをやる事にしたのも、オールIP化によりネットと親和性の高い網構成とすることで、増大するコアインフラへの経費削減を図りたいためです。

まあ、これなどはわかりやすい例ですが、日本の記事−特に外国報道の引用−は一次ソースに当たって確認しなければならない事が多すぎます。
特に、一般紙での政治経済関係の外電報道は酷いものですが、このようなちょっと専門的なものも、的外れな報道が極めて多かったりします。
ご注意ください。
posted by とのじ at 15:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報通信
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